賽德克‧巴萊 太陽旗

「賽德克‧巴萊」は9月9日公開開始したばかりなので人が多くて見られないと聞いていた。調べてみると想像以上に上映館が多いのと三連休中日の午前中だと空いてそうなので、比較的近い士林夜市にある士林陽明戲院に行ってみる。MRTだと間に合いそうになかったのでタクシーを止めると、運ちゃんが朝食を買いたいので5分待てと言ってきたので「時間がないんすよ」と言って走らせる。なんつうかねぇ。

10分ぐらい並んであっさり入れた。映画館はどうも指定席制度だったようで、映画が始まってすぐにアナタの席は私の席なんですがと言われて、慌てて飛び出る。そのまま空いていた前から2番目で大画面で鑑賞することになった。終わってから右目が痛かった。

騒動の原因は人類としてダメな人が原因ではありますが、日本人がざくざく殺されるのはやはりちょっと抵抗ありました。ああ、でも原住民も殺されているのだ。見た直後はあまり冷静ではなかったので、24時間置いて頭の中で転がしての感想で、ネタばれ気にせずつらつらと書き散らします。

太陽旗だけ見た感想は楽しい映画ではないですよ。誰も幸せにならない結末になる予感。見たことがないスゴイVFXではないし、血湧き肉躍る冒険活劇でもない、コメディでもない、かといって考え込まされる内容ではないし、新しい視点を得られるものでもない。全体的に腕や首が飛び人が死ぬだけなんだ。

テーマとなっている先住民族の尊厳も、自然と昔からの生活を守りたい先住民族と我が物顔の先進国の対立なんて、セディック族=ネイティブアメリカン、日本人=アメリカ人と置き換えると使い古された話になってしまう。終盤の惨殺シーンは明らかに多すぎる。太陽旗は前半で後半もあるので併せての感想が重要なんですが、太陽旗(前半)の内容が先住民族復讐編、彩虹橋(後編)が日本人復讐編になりそうな気がするなぁ。

台湾の先住民族って縄張り争いで殺し合いだけしてたのか?そこは調べたくなった。

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