あんまり寒いので北回帰線を越えてきたの巻 後編

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台湾の中で一番最初に発展した都市は台南だったそうです。すみません、今回行って初めて知りました。ずっと高雄だと思ってた。この孔子廟ができたのは1665年。台湾初の文廟であり「全台首学」と呼ばれます。主に経学(儒教)を教えていました。

緑が多く広々とした環境。朱で統一された建物に気合いを感じます。ただ夏場に来たら灼熱地獄だろうなぁとも思ってみたり。

孔子廟の東側にはオシャレなカフェや手作りのお土産を売る屋台が並ぶ通りがあります。定期的に植えられた木々が良い感じ。独りだったんで往復しただけですが。

時間は14時半。そろそろ何かお腹に入れたいと「福記肉圓」へ向かいます。ここは孔子廟の南側。肉圓とはデンプンで作ったもっちりした皮で豚肉を包み込み甘辛いソースをかけたもの。肉圓2個とスープで36元なり。素朴でやさしい味でした。この店はこれ一品なので中国語がしゃべれなくても注文可能。それもどうかと思いますが楽であります。

次に訪れたのが「延平郡王祠」。17世紀、台湾を占領していたオランダ人を追い出した鄭成功を祀る祠です。正直、翌日には忘れそうなんですが、この御方、出身地は長崎の平戸、母親は田川松という日本人なのです。ちなみに父親は中国人。この生い立ちと功績で日本統治時代でも現在でも常に人気だとか。台南市内にある成功大学や成功路はこの方が由来のようです。たぶん。

移動途中でふらっと裏道に入ってみる。細い道が脈絡なく続いていて迷いそう。

最後に着いたのが赤嵌楼。1653年にオランダ人によって築かれた要塞です。

要塞だからかFPS症候群を呼び覚ましてくれます。この壁でカバーアクションとか、上階にちらちら見える人にスナイプされそうで落ち着かないとか。

実はここに来る前に、祀典武廟という廟を見まして廟メータがレッドゾーンに入ってため、さらっと上階に上がって帰りました。もうしばらく廟は見なくていい。

で、今回の反省。

  • 食べ物系の攻めが薄い。蝦巻とかトーストにクリームシチューが入ったヤツとか未体験。
  • 安平地区に行けなかった。ここには要塞や城郭、古い街並みが残っている。
  • Olympus E-3は重いし嵩張る。仕事じゃないので今後は E-300 を持ちだそう。

じっくり遊ぶには午前中早くから行くのがよさそうです。始発レベルの新幹線でどうぞ。

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