「海魔の深淵」 デイヴィッド・メイス 著

「海魔の深淵」 デイヴィッド・メイス 著 24:17

最終核戦争後というシチュエーションだけでご飯三杯はいける。

最終戦争中にあった核兵器の誤爆。それが南極の深海に設置された自動戦闘要塞を目覚めさせる。あらゆるモノをレーダーで捉え攻撃を仕掛ける自動要塞。停止するために最新鋭の深海潜行巡航艇が進入する、と実に熱いストーリー。

おおーっと思う展開になるのだけど、それを構築するための骨組み、人、戦闘、世界背景とすべてにおいてもう一歩踏み込んで欲しい物足りなさ。どれかに注力して生かし切れば名作になったと思ったのに。さらっと撫でて次のシーンに行っちゃうんだ。もう一歩の作品だった。残念。

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