北海道の旅 その2 ノシャップ岬

あじさい

稚内はまだあじさいが鮮やかだった。南駅前からバスに乗り20分ほどでノシャップ岬(野寒布岬)へ行く。ここは利尻富士と夕日が美しい場所。ちなみに根室にある日本の本土最東端は納沙布岬(ノサップ岬)で、名前が違う。

自衛隊稚内分屯基地

バスを降りて振り返ると自衛隊稚内分屯基地がある。雨のためいそいそと岬へ向かう。

ノシャップ岬の猫

岬を守る猫。寒そう。

ノシャップ岬

雨は止んだけれど、夕日も利尻富士もまったく見えなかった。18時近かったこともあり、お店も営業してなく閑散としている。

ノシャップ岬周辺

岬周辺を歩いておしまい。

北海道の旅 その1 移動開始

ANA584

X-E1 + XF35mm F1.4 R 松山空港

7/26から8/1まで北海道を一人旅することにした。着替え一組と防寒用のジャケット、単焦点レンズ1本とX-E1、ラップトップPC1台をバッグに詰め込む。行き先は道北だけにしぼり、松山空港→(ANA584)→羽田空港→(ANA573)→稚内空港でいきなり北端に飛んだ。ちなみに、北海道を bĕi hǎi dào と読んでしまったあなたと握手したい。

稚内空港ターミナルバス停

稚内空港からはバスで稚内市中心部へ向かう。

宗谷バス車内

天候はあいにくの雨。この低気圧は台風10号の名残で、澎湖の航空機事故が思い浮かぶ。JR南稚内駅近くに宿を予約していたので、南駅前バス停で下車。徒歩で民宿へ向かう。

南稚内の民宿

民宿の場所が稚内駅より一駅南になるので、宿泊費が少し安い。民宿を拠点にノシャップ岬、宗谷岬へ宗谷バスを利用して行ったけれど滞りなく移動できたのでおすすめ。さて、少し時間があるのでノシャップ岬に行ってみよう。

準備中

スイカ

D700 + NIKKOR 24-70mm F2.8 実家のスイカ

実家の畑で収穫したスイカ。大変美味しゅうございました。

台湾から送った荷物が届いたので片付けている。忘れ物は、ほぼなさそう。デスクトップパソコンはHDDがケースから外されていたので、中身をチェックされたのかもしれない。その影響かケースの一部が破損していた。雑な作業から、そんなめんどいもの送るなよ、って科白も聞こえてくる。

畳敷きの和室に寝転がって扇風機を回しながら読書してる。これは幸せだ。200円ぐらいで面白そうな日本語の本ががっつり買えるのもなー、幸せ。

「日記が語る日本の農村」 中村 靖彦 (著)
読了。★☆☆☆☆。著者は NHK の解説委員で、長野県に住む唐沢氏が60年以上書いた日記を元にしてこの本を書いている。著者が日記の中に、激しく改革が行われた農政についてまったく書かれていない(=オレの仕事は役に立ってなかったの!?←余計な想像的補足)と何度も書いて、ショックを受けてるのが気になる。戦後でもあるし、とにかく食ってくのが最優先だろうよ・・・。全体的によくある農家生活で特別なことが書かれているわけでもないのであった。

まんがを読もう!

台北市

Kyocera Tzoom 台北市

あいかわらずなので漫画読んでます。

「34歳無職さん(1)~(3)」 いけだたかし著
主人公に、うーむ、となるバックグラウンドがあり、そういう煩わしさから解放されるためにマンガを読んでるのだよ、と3巻で止めてしまった。1巻の何もなさはよい。

「実は私は(1)~(6)」 増田英二 著
吸血鬼や宇宙人が出てくるラブコメ。にぶちん腹ぺこ吸血鬼がいい塩梅で、ぱらっと読むのにいい。6巻で推されてる幼なじみはキャラ負けてるんではないか。そもそも(漫画の世界なら)どこにでもいそうな幼なじみより吸血鬼を出すんだ。5~6巻の流れは何かの前触れであることを期待する。しかしまあ、少しだけ・・・もたれあっていちゃいちゃしたいなー((c)黒田硫黄)と弱ってる心も自覚してしまった。関西弁もいいけれど微妙に心の傷をくすぐる。弱ってる。弱ってる。ンギャース!!ギャーース!ガー!カラ元気。終わり。持論だけど単行本におまけマンガを描いてる漫画家は、漫画が好きな良い漫画家だ。

哥吉拉(ゴジラ)

台北市

X-E1 + XF60mm F2.4 R Macro 台北市

哥吉拉(ゴジラ)観てきた。★★★★☆。二時間があっという間だったのと、何度も、これだ、これだ、この画だ、やばいやばい、この画やばい、と拳を握りしめてゴジラと一緒に叫びそうになったので満足だ。

そういえば私が覚えてる一番古い夢はゴジラが出てくるんだ。

The Secret Life of Walter Mitty

私はどちらかと言えばウォルターっぽいところのある人間で、とっさに言葉にできなかったり、白昼夢をしたり・・・なので面白かった。構図も光も美しく、どこかに行きたくなる。星四つ★★★★☆。本筋とは関係ないけれど、グリーンランドに着いて空港から出るシーンで、機内で知り合ったであろう他の乗客と握手をして別れたのがよかった。

劇中で出てくるゼロハリバートンのアタッシュケースが気になって、調べてみると SL シリーズとのこと。一生使えるかもしれないし、買えない額でもない。ふむふむ。

日本の桜 2014

桜 頓田川河川敷

D700 + NIKKOR 24-70mm F2.8 or NIKKOR 135mm F2.0 頓田川河川敷

買い物の途中に通りがかると、まだ桜が咲いていたので、D700 を持って再度出かけた。2014年の愛媛県松山市城山公園の満開日は3月29日と記録されてて、この撮影日は4月10日。葉桜は4~5割ぐらいで、翌日通るとほとんどの花びらが落ちていたので、本当にぎりぎりだった。葉っぱが入らないように、桜の木の下に潜り込んだりしていると桜の花の香りがふわんと漂ってきた。

桜

桜

桜

桜

桜

KANO

ようやく KANO を観てきた。

何度か泣いたのだけど星3つ ★★★☆☆ ってところ。永瀬正敏氏は非常に良かった。気になったエピソードを入れてネタバレになってるので隠そう。星3つって書いちゃったけど、ネタバレで、ガーガー書きたくなるほどイイ映画でもある。見る価値はある。

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遊子(ゆす)水荷浦の段畑 2

遊子(ゆす)水荷浦の段畑

X-E1 + XF35mm F1.4 R + Photoshop(Photomerge利用)

峠を越えるとこの風景が広がり思わず車を止めてもらって撮影する。数時間ぼーっと眺めていたい光景でもあり、これだけの段々畑を作り上げる労力を考えるとクラクラする。峠を越えると見えるというのがまた高ポイントだ。タイムラプスで夕暮れを撮りたい場所。

上の画像をクリックすると2964×800ピクセル(約600KB)の画像が表示されます。

台湾ではレアな祝日

来島海峡大橋

E-PM1 + LUMIX G 14mm F2.5 来島海峡大橋

またまたオリンパスE-5後継機のウワサが出ていて、オリンパスがフォーサーズを止めると明言しない理由はなんなのだろう?やっぱりレンズ開発費?・・・結局、E-300は修理依頼せずに実家に置いてきた。次回、帰国する際に E-3 とフォーサーズのズームレンズも持って帰る予定。

「あゝ野麦峠」 山本茂実 著
説明を書く必要もないほどのメジャー作品。ウェットで悲哀なエピソードだらけかと思いきや、綿密な取材が作り上げる骨太のノンフィクションで驚く。生糸で得した人、損した人、当時の生活、世界情勢、関係した人は皆、幸せな瞬間はあれども幸せな時代ではなかったのでは?いろいろなもやもやが頭の中を巡る良書。ちょうど台湾では日本統治時代が始まった頃で、時代のイメージに広がりを加えることができた。

「空白の天気図」 柳田邦男 著
原爆投下直後の昭和二十年九月に日本を襲った枕崎台風を観測した広島地方気象台のノンフィクション。一人だけ仮名の登場人物がいて、その理由が第一章で

終章で記録される彼のあまりにも悲惨な運命を考慮したとき、実名を書くに忍びなかったからである。

と書かれていて、なにその伏線?と興ざめしつつ読み進めると、原爆投下前から始まり、原爆のエピソードが圧倒的すぎて枕崎台風がほぼ印象に残らず表題と剥離している読後感に包まれた。原爆+台風という極限状態でも職務を果たした職員の姿が書かれているのですが、日本人なら別に珍しくないような。うーん。