原付北九州 800km No.7

おねーさん襲来

「寝相が変わってる~。」
(そりゃ起きてんだから動きますよ、お姉さま方)

午前3時過ぎ、ベンチの上で襲撃を受けていた。二人組みの女性が公園を散歩しにきて「ねぇ、あそこで誰か寝てない?」とあえなく発見されたのであった。寝たふりをしてどうにか回避したつもりなのだが、逆にのぞきこまれること3回、しっかり観察されました。

疲れた。

夜明け

午前7:10発、熊本行きのフェリー。 意地でも今日中に家に帰ってやる、と意気込んでの乗船手続き。駐車場で船を待っていると、2日ぶりに太陽が顔を出し、真っ青な空の中雲仙普賢岳を見せてくれた。天気がよくなると帰るのがちょっと悔やまれる。デジカメをとり出し、駐車場を歩き回っていると、沖の方から霧が漂ってきた。

雲仙普賢岳

その後霧が深くなり、島原港がホワイトアウトしてしまう。濃霧で出航が1時間遅れた。

熊本9時過ぎ到着した。この遅れにちょっと焦り臼杵~八幡浜のフェリー乗り場に電話して最終便を確認してみる。23時台のがあるそうだ。四国に着いてしまえばどうにでもなる。明日の約束(友達との飲み会)には確実に間に合うはず。

熊本市内を快走。あまりの晴天に気分が良くなり、お先にどうぞっ、ゆずりあいの気持ちで道を進むこの日はなんでも許せました。

熊本

熊本市を抜けて大津温泉へ向かう。道は街を抜けたあたりから阿蘇山へ向かう車で大渋滞に。横をすり抜け、道わきの温泉に到着。山すそをのろのろ走っている車を露天風呂から眺める。なんとなくざまーみやがれ、ちゃぷちゃぷ。

ちょうどお昼だしここで売っていたお惣菜で昼食をすました。ポテトサラダが美味い、繊維とマヨネ-ズしか感じないコンビニのとは大違いジャガイモの味が凝縮されてます。エネルギー充填完了。

ひたすら爆走

これからは臼杵に向けひたすら爆走でした。妙に印象に残った「送る言葉」を筆頭にいろんな曲の覚えてる部分をリピートしながら臼杵を目指す。

18時頃臼杵着、ちょうどフェリーが出る時間だった。けっこう混んでたのに無事乗れたのは良かったが、フェリー内はGW帰りの家族連れで幼稚園状態、お子様、走る、跳ぶ、叫ぶ、泣く、ゲロる。

親は疲れ果てて止めません。鬼ごっこしてる子らに「海水浴やりたくない?」とはさすがに言いませんでした。

なんとか耐えて真っ暗な八幡浜へ上陸できた。夜走るのはさすがに寒い、がたがた震えながら帰宅。さーって、ビールで無事成功乾杯じゃー、と、うきうきして家の鍵を空けるとなぜか明かりが・・あらっ?俺もしかして電気消さずに行ったのかな、と記憶をさかのぼっていると、がさっ、とヒトの気配が。なにやつ!弟が彼女連れで部屋にいました。いいわけ聞く耳持たず強制退去執行。これにて無事終了です。おつかれさま。