原付北九州 800km No.5

とどかない軍艦島

気象庁の浮気心に唖然とする。今日は晴れると思ったのに朝起きると、どんよりした曇り空。昼からまた雨が降るらしい。もう濡れたくない、家に帰りたい、あのふとんで眠りたい。テンションが下がりきり、この日から極端に写真の数が減った。

平戸で大雨

とにかく長崎を目指す。静まりかえったハウステンボスを横目にコンビニおにぎりで朝食。レジにいたのは入ったばかりのバイト君らしく店長らしい人に商品の配置とか指導されている。あたふたしている姿が自分と重なりなんとなくひとこえかけようかと思ったけど、結局何も言わずコンビニを後にした。

長崎市内に突入。ぐちゃぐちゃだった靴も乾いてきた。市電まで走っていて思ったより都会だ。原付はナンバーが市町村だから面白い。『おらおらこの聞いたことないであろう地方都市名と大量の荷物が目にはいらねぇか。』と思いながら車線変更を繰り返す。いつのまにか左折コースに入ってたりしてどこ走って良いのかよくわからないんだよ。

まず、平和記念像の前に立つ、思ったよりゴツイな彼。不自然なほどの筋肉は生命を表しているらしい、納得。ちょっと悩んだけど原爆資料館へと向かう。やはり感情的になってしまう惨劇。この時のアメリカはどうにか理由をつけてこの兵器を使いたかったのだとしか思えない。資料館を出て厳粛な気持ちでモンキーを走らせる。その後、大浦天主堂にも行きたかったけどさすがゴールデンウィーク、駐車場いっぱいである。人の多さに圧倒されてメジャー観光地を後にする。こういう旅はやっぱマイナーな場所だよな。

軍艦島へ

軍艦島は友達にこのページを教えられて知った。

補足、軍艦島
正式名称を端島といい、炭坑跡で現在は無人島。石炭採掘時に増築された防波堤、マンションによって島の外観が軍艦のように見えるため 『軍艦島』と言われている。

偶然にも長崎の南。これは行くしかないでしょ。長崎を通過する。

おぼろげに見えるコンクリートのマンション。そして防波堤。目の前なのに渡れないとは、かなり欲求不満になった。

軍艦島