原付旅行南九州 1600km & 種子島 H2A F-3 No.7

射点移動

午前3時むくりと起きだす。午前4時から(時間うろ覚え)ロケットをVABから射点に移動させるとのこと。まだ夜も明けきらぬうちにバイクに跨り、静まりかえった道を駆ける。一番近くで見れるのはあそこだろうと昨日の場所へ向かった(実はもっと近くで見れたそうだ)。車で来ていたおじさんといっしょに眺める、近いと言ってもその間3km、肉眼では小さな光が移動しているだけで音もなにもしない、地味なイベントであった。

VABから射点に移動

一番左の太い光が射点、その隣の光2つがロケット、右側がVABなんですが。なにがなんやら申し訳ないです。

5時過ぎにベースキャンプに戻って寝なおす。前日だけあってテントは10ぐらい立っていた。9時ごろ起きるとほとんど人はいなかった。さて、動こう。昨日空いていなかった博物館等へ行ったり、本屋に入ったりして時間を潰した。

「長谷展望公園」は打ち上げ3時間前ほとんど人はいなかった。さて場所取りもしたいし早い目にあの場所に移動しようとバイクに跨ると上陸時に見た愛媛県ナンバーの兄さんが偶然来た。話をすると、どこで見るのか迷っていらしたので「へへへ、兄さん良い場所ありますよ。」と案内する。原付で250ccのバイクを先導。遅くてすみません。

あの場所

移動後いろいろ話をすると、彼は2日で種子島まで来たらしい。「"赤米館"に行ってたよね?」と聞かれる、行くところは限られているし愛媛の人なんてそうそういない、そりゃわかるわな。打ち上げは17時20分からで早い目2時間近く前に行ったけど見晴らしの良い場所は人でいっぱい、カメラの三脚があちこちに立っている、MTBの人もいた、この広い島で凄いな。ここは木陰も何も無いだだっぴろい場所だったので、容赦無く日差しが照りつけ蒸発しそうだった。そこで二人で相談して横道に入った。下りてゆくとその先には海岸があり海の向こうには射点に立つH2Aがはっきりと見えた。キャンプ場で見た顔もちらりちらり、あいさつを交わす。昨日会ったおっちゃんも居た。「いよいよですね。」延期の知らせはない。