1. 予定は狂うよ最初から | 原付旅行南九州 1600km & 種子島 H2A F-3 No.1

平成14年9月10日

『平成14年9月10日種子島宇宙センターよりH2Aロケット三号機打ち上げ』まだ夏休み中で特に予定もなかった。『重力を振り切るロケットの生音はどんなものか?』それぐらいの感じで行ってみることにした。

HONDA MTX

バイトしながら漠然と鹿児島まで3日、もしかしたらフェリーに乗れないかも、と考え予備日を入れてリフトオフ5日前に出発するよう日程を組む。新しいヘルメットを買って準備完了。今回はモンキーではなくHONDA MTX(50cc)で出発することに決めた。50cc とは言え2ストロークの頼もしいヤツ。

スタート

残暑厳しい中、汗をだらだら流しながらキャンプ道具一式を荷台にくくり付ける。9月5日木曜日、午前9時ごろにゆったりとスタート。風は少しだけ涼しく走り始めると汗は引いていった。中心市街地を抜けた後は走り慣れた海沿いの道をフェリー乗り場まで快走する。

HONDA MTX

この日は一度泊まったことのある直川村「森林公園憩いの森キャンプ場」を利用するつもりだった。フェリー降り場からも近く、焦らず騒がずと余裕の構えだった。がッ、九州行きのフェリー内で改めてチェックするとキャンプ場は木曜日定休日ということがわかる。早くも予定が崩れた。近くにキャンプ場はなく先行き不安になりながら下船するまで地図を見直し続けた。

結果、風呂に入れそうにない。でも、旅はこうならなきゃおもしろくない。九州上陸後、不安と楽しみが入り混じった中、R10を南下する。そして延岡のちょっと北にある須美江家族旅行村へ到着した。予定より距離が稼げたのはよかったかな。

キャンプ場

キャンプ場は受付時間を過ぎてけど、隣の水族館の人が受付をしてくれた。さっそく隅っこにテントを張り寝床を確保する。利用者は私一人だけ。一息入れて落ち着いて見回してみると、空にはどんよりした雲が広がりはじめた。キャンプ場の前にある海岸には ”危険!遊泳禁止” との看板が立っている。確かに怪しい波が絶えず打ち寄せていて、巻き込まれたら帰って来れなさそうだ。トイレはやけに薄暗い。わずかに開いてる扉とかどーにかなりませんか?日が暮れてテントにもぐり込んだ後もテントがバサッバサバサと鳴るのがいつもより不気味だった。コレ風だよな・・・。

明日の天気予報は雨

日も暮れたのでレトルトカレーで夕食をすまし天気予報を見てみると明日、宮崎の降水確率は70%になっていた。また雨なのか。でも一日だけなら我慢できるかなとラジオかけっぱなしでビールの勢いで寝てしまう。

走行距離:188.6km