青春18キップで屋久島へ No.3 「トイレに泊まる?」

ついに入山

白谷雲水峡昨日遅かったのに9時起床する。いよいよ縄文杉へと向かう日が来た。眠い目を擦りながら、テントを撤収する。パッキングも手馴れたもんです。五人で最後に写真を撮る。華やかさも何もない非常に濃ゆい写真でなんだかイヤ過ぎる。昨晩『「白谷雲水峡」まで車で送ってってよ。』というと、下から登るべきとの意見が出た。そういうわけでレンタカーで登山口まで送ってもらうことになった。ありがたい。さあ、これからはまた二人だ。各自適当な杖(枝)を拾い第一の目的地、白谷雲水峡へ登っていく。さすがに、歩きなれたようでさくさく進む。

「白谷雲水峡は、標高800m、面積424ヘクタール、ヤクスギなど原生林を容易に鑑賞できます。」(パンフより抜粋)。

白谷雲水峡その名に偽り無し。車でのアクセスが可能で、雲水峡内にあるハイキングコース(30分、60分、2時間半の3種類)この中で60分コース以上なら、かなり原生林の気分が味わえます。ただそれなりの歩くカッコがいると思います。

ここの入り口の管理所で登山届けを書く。書いたことないのでわりと適当だったのが原因なのか、「食料品が少ないねえ」と言われた。今更引き返すのもなんだし、「無理だと思ったら引き返して来ますから。」と言って、出発。退くことの大切さは知ってますって。

山小屋の真実

白谷雲水峡多分真っ直ぐ行くと30分ぐらいで行けるのだろうが、管理所のおっちゃんに言われて、2時間半のコースを進む。弥生杉やくぐり杉などすんごいヤクスギが出てくるのだが、いかんせん、ずーっと苔むしてて、ずーっと巨木だらけだと、「あれが、ナントカカントカの木よ、すごいだろぅ?」などと言えるような植物学的知識のない我々はあきてしまった。

しかも結構標高上がったので雪も道に残っており、ゴアとか入っていないトレッキングシューズで来た私の足は濡れ始めていた。重い荷物を担いではぁはぁ言いつつ、今日止まる予定の「白谷小屋」に到着。こ、これ↓ですか・・・

白谷小屋トイレジャナイヨネ?マジでココデスカ。小屋前の広場は水溜りになっておりテントは張れない模様だった。うなだれつつもさっさと場所を確保する。まだ16 時ごろだったので小屋の周りをぶらぶらしたり、机の上にあったノートに書きこみしたりして時間を潰す。なにやら小屋の中のほうが寒いんですが雨、風しのげればオッケイなのですね、贅沢はテキですね?欲しがりません勝つまでは。日が傾き始めると結構人が集まってきた。それぞれのグループでご飯を作り始めるみんなワイワイ騒いでるからやまやの中では普通なんですね?やることがなくなったので、就寝する。明日は早いだろうし。