今日は雨

近くの大通りは南北に延びているのだ。こっちに住んで一ヶ月ちょっと。今日、本屋に向かって歩いていると正面に見えるはずの建物が交差点の左側に霞んで見えた。一瞬、ここはどこ私はだあれになる。どうもこの道は東西に延びているみたいだ。脳内地図を補正しなければ。

本屋で「ガリア戦記」を購入。岩波文庫で343元。

簡潔、明晰かつ洗練された文体で書かれたラテン散文の傑作であり、文筆家カエサルの名を不朽のものとした。

小説として読むと疲れる。報告書として読むと上手く読め始めた。

華西街観光夜市

MRT 龍山寺駅近くにある華西街観光夜市。この辺りは昔、色街だったらしい。今でも蛇の生き血や肝など精力剤的な物が並んでいるそう。横道を覗くと怪しく点滅するネオン。タイトなスカートを履いた女性たちが少し。狭いドアを覗くと・・・手前に二つ椅子があっておばちゃんが座っている。その奥は公衆トイレのような間取り。ベニヤ板のような色気のない壁が打ち付けられている。客引きもされずちょっと謎のお店群。コイツは金持ってなさそうと思われたか。まぁ、客引きされても行きませんが。怖いし。

hwahsi_01.jpg

夜市の入り口は清く正しく台湾の基本を守っていた。きんきらきん。

hwahsi_02.jpg

メインストリート。それっぽいお店があったので写真を撮った。いちおう画像処理。モザイクかけた方がエッチなのは気のせいか。カメラかまえた瞬間、左に写ってるおっちゃんがマジマジと見たのでちょっと恥ずかしかった。無修正版はメールでも頂ければ添付いたします。がっかりすること100%の保証付き。

hwahsi_03.jpg

こっちはサブの夜市。蛇がいたりするメインストリートと食べ物中心のサブストリートが十の形になっています。期待してたほどエログロではなかった。かなり健全。サブストリートで卵炒飯を買って帰宅。シャキシャキのレタスがうまい。

關渡水岸脚踏車道

台湾で初サイクリングしてきました。日曜日はTシャツ一枚で走れるような陽気。半袖Tシャツの上に長袖Tシャツを着てのサイクリング。1月6日とは思えない。下手すると朝倉のさやの峠なんて凍結してますよ。市内は濃厚な排気ガスに包まれ信号も多いので淡水河沿いにあるサイクリングロードに向かった。

f20-r_in_outdoor.jpg

KHS の F20-R 。意外に注目度高し。休憩してたり弁当買ってると「良いバイクだねー。」と話しかけてくれたりします。ああ、中国語ができないのがもどかしい。ちなみに後ろの木々はマングローブだったり。

cycling_001.jpg

珍しく青空が見えた日。ほぼ毎日曇っています。雨は少なく気温20度前半の過ごしやすい日々。

cycling_002.jpg

台湾は手頃に水分補給できるのがいい感じ。生ジュース飲み放題。

cycling_003.jpg

21.5kmから進まなかった気がする看板。

cycling_004.jpg

左側の壁が土手(?)。5m近くありとても高い。そのおかげで空気はまずまずきれい。右側に河があります。一車線ぐらいの舗装路がずっと続きます。この日は渋滞する部分があるほど多かった。家族連れから、二人乗りのカップル、ピッシリ固めたローディーまで様々です。

cycling_005.jpg

關渡宮。商売の神様とかなんとか。ここで折り返す。

cycling_006.jpg

日暮れとほぼ同時に帰宅。やー、おもしろかった。約30km走行。

グレートマザー物語

2007年12月中旬に一通のメールが届きました。「パスポートを取ってる。お正月休みに行くから部屋に泊めて」と。母からでした。この時点でウチの両親は海外に行ったことありません。以前、海外旅行を勧めると「日本にも行ったことがない場所がいっぱいあるのに海外なんて。」それが口癖でした。

12月下旬。私は仕事でいっぱいいっぱい。両親を泊める余裕なんてなかった。「日程をずらしてくれ。それができないのならホテルを取ってくれ。」今読み返すとストレートで冷たいメールを送ってしまった。返事はありませんでした。頭の片隅では気になりつつもそれどころではなく出発予定日前日。「○○ホテルに泊まる」と短いメールを受信。当日そのホテルのフロントへ行きました。日本語は分からないらしく筆談をし電話を繋いでもらう。4コール目で繋がり向こう側から母の声が聞こえた。しばらくしてエレベータから出てくる二人。「まだ一ヶ月だろ。」と声をかけたのですが、やっぱりうれしかった。

でだ。到着三日目。「昨日高雄に行って来た」と。「あそこは良いところだぞ。」高雄までは新幹線で2~3時間(うろ覚え)。日本だと福岡(台北)から鹿児島(高雄)みたいな感じ。私はまだ行ってないですよ。母は「お店の位置聞いてくる」って英語も中国語も話せないのに普通に道行く人に話しかける。父は TOYOTA が多い、あのバイクのメーカはどこだ?といつものまま。車の修理工場をじっと覗いていたとか。なんだかんでウチの両親スゲーなと再認識してしまった。

来てくれてありがとう。次はホテル代持ちますのでもっと良いところに泊まってください。

MOLESKINE から米びつまで

仕事が少し落ちついたので買い出しの一日。必要なものをリストアップする。書き出しながら必要な物があまりにも多いことに気づく。そういえば冷蔵庫にはビールが入ってるだけだ。電子レンジに入れるお皿もない。調味料も何もない。危険。これは書き出すことを忘れるレベルだ。頭の隅っこにアラートが灯りつつもお皿さえ確保できればいいやと開き直って家を出た。

忠孝復興駅近くの微風廣場へと向かう。ここは、PRADA や GUCCI なんかも入ってる大規模なショッピングモール。今回は、東急ハンズ、SONY PLAZA、無印良品、紀伊國屋書店が目的。海外居住者にとって心強いラインナップ。まずは落ち着いてすべての店をチェックするのだ、と順番に巡っていった。無印良品のステキな品揃えに感動。地域密着型の雑貨屋さんにはシンプルな食器はあまり売っていない。妙なイラストが入ってたりする。それはそれで台湾っぽいのだけどシンプルに暮らしたい。ここまで来たかいがあった。

次は東急ハンズ。我がふるさと、四国にはない。一度広島で行ったことがあるだけで人生二回目の東急ハンズとなる。期待しながらエスカレータに乗り込むと前方にはカップルが一組。何を探すか考えてると前の二人がやけに密着した。つられて視線を上げると腰に手を回して熱いキス。あー、そうですか。テンションがた落ちる。

東急ハンズでは予想外のハイドレーションシステムが使えるバックパックや SIGG のボトルも見つかる。リストは埋まった。両手に荷物を抱えて帰宅する。今晩は台湾での初自炊。カレーを作ろうとタマネギと包丁を出すとまな板がないことに気づいた。

知驛・ム

高知っぽいネーミング。懐かしい。鰹のたたきが出るのか、と短絡的に選んでみた。

chikou.jpg

ちなみにどれも読めません。この辺りに苦労中。

chikou_02.jpg

まるまる煮込まれた煮豚をさばく。

chikou_03.jpg

高知との繋がりはまるでなく・・・煮豚丼でした。今度、意味を聞いてみよう。神戸牛みたいなブランドだったりして。知驛・リ?現地の印象なのですがインゲン豆(?)の料理が多いです。火の通り方が絶妙でシャキシャキして旨い。

台湾のお知り合い

台湾に来て20日ほど。社外にも知り合い(?)ができてきました。いつも行く雑貨屋さんの元気なおばちゃんとか、行きつけの肉飯屋台のおばちゃん。この人は何か人生に疲れてる感じがします。通りの向こう側を歩いてても挨拶してくれる餃子屋さんとか。ここはビールが安ければ通うんだけど。缶ビール1本(350ml)50元とちょっと高い。買うと1本28元ぐらい。

助かってます。(コイツは日本人で中国語通じねぇ)と理解されてるのはすごく楽。四六時中言葉が通じない状況だと何するにもカロリーが必要。体力ゲージが足りない時があります。仕事が忙しいときは特にそう。店に着いた時点ですっからかん。そんな状況でしゃべらなくてもなんとなく買い物ができる場所がある。生活基盤が整ったと言っても過言ではない。

ということで今日の雑貨屋さん。ビール6本と水を買う。ダメな独身男性の典型例ですね。
おばちゃん:「○△※●▽?」
私:「???」
おばちゃん:「フクロ?」
私:「(顔を上下に振りながら)いる!」

「イル」「イル」と何度も繰り返してた。こうやって言葉を増やしていくのだなぁ。ちなみにこちらは余裕なく「袋必要ですか?」って中国語は覚えられていない。数字の発音も聞き取れないのでレジの表示を見るのに必死だから。言い訳しないで勉強しよう。

台湾 de 自転車

朝起きると枕元に自転車が・・あるわけはなく。あったらあったで迷惑ですが。早い目に動かないと暑くなってしまう。ということで購買意欲をくすぐってくれる自転車を見つけ出しました。

KHS の TKT-S

  • 折りたためない20インチの小径車。
  • フレームはクロモリ
  • ドロップハンドル
  • コンポは Shimano Tiagra
  • 10.2kg

うむ。好みのタイプ。強いて言えばダボ穴も欲しいのですがどこまで行くのだとツッこまれそうなので黙っておこう。日本では未発売なところも所有欲を満たしてくれそう。ゆるーく、時にはそれなりに走れそうなスペック。

寧夏路夜市

仕事帰り気分転換にいつもと別の方向へ行ってみる。交差点にあるセブンイレブンを目印にして細い路地にぐいぐい入っていく。屋台を冷やかしてると賑わっている場所を発見。どこからともなく漂ってくる臭豆腐、いや夜市の香り。麺類、炒飯、寿司、デザートと食べ物中心で200mぐらいの夜市でした。

yoichi_01.jpg

yoichi_02.jpg

yoichi_03.jpg

yoichi_04.jpg

yoichi_05.jpg

2往復ぐらいして海老炒飯と胡椒餅を購入。他に、手作りっぽいソーセージと言うより腸詰めが気になりますが太さ3~4cmだったので次回に持ち越し。帰りは歩きくたびれる。やはり自転車が欲しい。

地獄の黙示録的な何か

台湾まで来て愚痴書いてもな、とようやく気づきましたのでその辺りの話題は止め。これにておしまい。チラシの裏にでも書いて溜め込んでおきます。フフフ。

今日の晩ご飯は角煮弁当。竹の子と鶏肉入りスープとセットで100元なり。

kakuni.jpg

角煮はメジャーみたい。お昼休みに利用する屋台弁当屋さんでもたっぷり並んでます。どこも継ぎ足しタレ(?)でじっくり煮込まれてて旨い。豚は沖縄でもよく食べられるらしい。台湾との繋がりもあるんでしょうか。

KIRIN 一番搾り 500ml

日本を出て約2週間経ちました。久々の KIRIN 一番搾り。初めてビールをおいしいと感じたのが屋久島で縄文杉を見た日。雪の中、縄文杉を見てレインウェアを着ての下山。巨石の下で雨宿りして海辺のキャンプ場に帰ってくると暑いぐらいだった。屋久島の底力を感じた。そこで飲んだのが「KIRIN 一番搾り」。ということで私の中で特別なビール。やっぱりウマイ。

で、激しく問題点にぶつかってましてこれは気分転換。昔っから他人は変えられないと言いますから上手く自分を変えて(コントロールして)いくしかないか。やれやれ。台湾まで来て何やってんだか。

いきなり殿

仕事はいきなり殿(しんがり)を任されて孤軍奮闘中。敵はこれまでにないほどのレベル。大役でうれしいやら逃げたいやら胸中複雑でござる。先方の担当の方がマレーシア出身とはすごい場所にいるのだなぁと再認識。今日は8時出社→0時半帰宅也。もう一踏ん張り。で、さすがに息が詰まると土日中でパソコン組み上げた。価格は日本とそう変わらず。1NT$=3.5円ぐらい。

  • CPU:Intel E2180:2690NT$
  • M/B:ASUS P5KPL-VM:2600NT$
  • メモリ:Transend 1GB 800 DDR2 ×2:1700NT$
  • HDD:MAXTOR 250GB:2190NT$
  • ビデオカード:ASUS 8500GT/256MB:2900NT$
  • DVD-R:ASUS 2014T SATA:1250NT$
  • ケース:小精霊(白):950NT$
  • 電源:icute 380W:1200NTS
  • 液晶モニター:LG L204WT:8250NT$

Core 2 duo にすべきか、と悩みつつも会社で買った E2180 がなかなかのがんばり。Photoshop CS , Illsutrator CS3 , Flash 8 とそこそこ動いてます。HDの編集なんてしないだろうし安いからいいやと決めてしまった。つうか紛らわしいので廉価版の Core 2 duo なんて出さないでほしいぞ(正直、間違った)。

液晶は日本でも愛用のLG電子。いざとなったら XBOX360 も繋げますし。ただ19インチにする予定が、羽藤似(中学校の同級生)の店員さんが「コレ Made in china! 20inch Made in Taiwan!」 と誇らしげに言ってくれたので「Great! 20inch 買う!」と買ってしまった。後悔はしていない。

これでデジカメデータとGPSログの保存環境が整った。次は自転車・・・か。保管の関係でそこそこ走れる小径車を探し中。といっても台湾じゃあそんなに選べないのかな。BD-1 とか入ってきてるんだろうか。KHS のF20-RC が良さそうな感じ。あと液晶付きのポータブルNaviが6~8,000NT$で売ってたのでゆくゆくは手を出してみようかと。