NOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Aspherical Type I レビュー

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NOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Aspherical Type I レビュー

家族旅行に最適なレンズが欲しくて購入した。

スペックなどは以下の公式サイトを参考に。
NOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Aspherical

軽さを最優先にしたので Type I(アルミ製)を選ぶ。控えめなマットブラックで質感も満足。すべて金属なのでゴムの変色やベタベタが起こらないのも安心。30年は使えるのでは。子どもたちが大きくなれば使ってほしい。

このレンズのキャッチコピーは「純広角レンズの新定番」。その言葉通り、薄暗い、真っ暗、逆光とあらゆる条件で、全く揺るがない安定感で、恐ろしいほど真面目に写してくれるレンズだ。開放で撮影してもフルサイズの F1.5 とは思えないシャープさ。

朝昼夜、風景、家族、料理と1週間で1,000枚ほど撮影して(これ1本あればいいのでは??)と至った。ずっと Z5 に付けて持ち歩いている。レンズフード(LH-4N)もつけて 986g ぐらい…あまり軽くないけれど、レンズの飛び出しが少なくなるので、エツミ & Coleman カメラショルダーバッグ 2L に入れて持ち歩ける。これぐらいのサイズがいいね。

この小さなレンズで薄暗い博物館の中、息子氏と展示物が撮れた時点で合格である。ボケも良い。

35mm は人物 + 周りの様子が入れられるのでどこで何をしてたかの記録をするのにぴったりだ。家族の集合写真も写しやすいし、飲食店で隣に座った子ども + テーブルが写せる。50mm だと子どもだけになっちゃう。

ピントリングを動かす範囲が 100°程度なので、ピント合わせも比較的簡単だ。

手持ちで撮影。布の滑らかな質感が好き。石段、石畳が歪まない。

欲張りだけど、被写体まで2~3mある際に、もうひとボケ欲しいかも。

下の写真はピクチャーコントロール:ソンバーで撮影。盛りすぎでは。通常の色合いは ZF のツァイスと比べるとあっさりしている気がする。しかし、シャッフルされるとわからないレベルで、ブランド名に試されているだけではないか。

以下は FX で最短撮影距離 0.5m で撮影したもの。

以下は DX(APS-C)に切り替えて最短撮影距離 0.5m で撮影したもの。ここまで近づけられると文句ない。

予想通りこの1本で家族の日常を残すのにぴったりだ。

不満なところはボディでレンズ情報手動設定しても Exif に絞りのデータが残らないこと。FTZ II だと残る。そして、価格が倍以上する Distagon T*1,4/35 ZM だともっと写るのでは?と定期的に頭に浮かぶこと。レンズの魔力は恐ろしい。

仕事で Nikon Webcam Utility を利用してオンラインミーティングすると初対面の人に「なんでそんなにキレイなんですか?」と聞かれた。そこを突っ込まれる予定ではなかったので怪しい答えを返してしまった。

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