「習慣の力」 チャールズ・デュヒッグ 著

読みたかったカササギ殺人事件を読み始めるとまったく物語が頭に入ってこないので、自己啓発みたいなのに切り替えてみた。心配事が多すぎて物語は無理なのか。やれやれ。キーストーン・ハビット(要となる習慣)。習慣は、きっかけ → ルーチン → 報酬の流れにひとあじ加えると生まれるそう。もちろん本にはひとあじのことが具体的に書かれている。興奮して眠れなくなったぐらいにはおもしろかったのでぜひ読んでみてください。

習慣によって勝利した話がいくつも載っていて、アルコアのエピソードはザ・ゴールみたい。フットボールもマイケル・フェルペスのエピソードも熱い。フェルペスの北京オリンピックはまるで侍だ。鍛錬を重ねるのはそういうことなんだ。無我の境地も習慣か。

スタバを作ったハワード・シュルツが成功するための意志力について聞かれて、母親に今夜は何をするのか、明日は何をするのか、テストの準備はできているのかと、よく質問をしてきた。それで目標を決めるのが癖になった、と説明があった。ふむんと娘氏へのシミュレートを行うとさっさと自分の部屋に戻っていく映像が浮かんだので、母親の聞き方がよいとか本人が素直とか書かれてない要因がありそうだ。

スマホの ToDo リストに片っ端から投げ込む習慣をつけてる。ToDo リストを消化すると気持ち良く、確かにわずかな報酬が生まれる。

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