原付旅行南九州 1600km & 種子島 H2A F-3 No.2

朝から雨

案の定、朝から雨。レインウェアを着込み重い気持ちでスタートする。1時間ほど走ると空が明るくなった。止んだ。鉛色の雲が覆っていた空は、青く晴れ渡たり降水確率は20%まで落ちていた。コンビニでレインウェアを脱いで道の端っこを巡航する。信号で止まると暑いが走行中は風が心地良い。今日は日南あたりを目標にする。R10をひたすら南下していると、突然頭上からバリバリバリバリッと轟音が響き渡った。見上げると一機の飛行機が通りすぎていく。それから続くこと2機。お、F-15だ。写真撮らせろっ。ちょうど道沿いに温泉があったのでハンドルを切り駐車場に入った。

温泉

新田原基地

地図を見ると近くに空自の新田原基地があった。F-4も飛んできた、あと練習機らしいのが一機。かなり低空で飛んでいて、機体を傾けターンするときに翼の両端から軌跡ができるのが見えた。温泉前の芝生広場でしばしカメラ小僧となる。横では幼稚園児がみんなで遊んでいた。F-15が飛んでる以外はのどかな光景。

飛行機が通るたびにかなりの轟音が広がる。だけど広場で遊んでいた幼稚園の方々は空を見上げようともしなかった、うるさくて昼寝もできやしないけどこれが普通なんだろうなぁ。種子島はどうなのだろう、ロケットなんて見飽きてるんだろうか?でも、毎日ってわけじゃないだろうし。疑問が浮かんだ。

アドバイス

温泉

昨日風呂に入ってなかったので温泉へと。更衣室でおじいちゃんと会話したけれど”円”以外よくわからなかった。うなずいて、笑っておきました。温泉から出て、日陰のベンチでルートを検討していると車から降りてきたおっちゃんに話しかけられる。

「兄ちゃん、どこまで行くと?」
「種子島まで。ロケットの打ち上げを見ようと思って。」
「変わってるなァ。」
「よく言われますよ。」

バイク好きな人らしくアドバイスを受ける。蒸れるとか生々しい、よぉく洗いましたよ。

宮崎市と青島

青島

宮崎市 ”1ッ葉有料道路” 車も少なく快走。シーガイアを横目に見ながら青島まで進める。映画、本、事前に何の情報も仕入れずに見るのが一番楽しめる方法だと思う。観光地も然り。青島は名前は聞いたことあったんだけど、どんなところかいっさい知らなかった。

青島

レトロな(昭和中期?)おみやげ屋通りを抜けると白く広い海岸に大きく波が打ち寄せていた。引き潮だ、洗濯岩が広がっている。

青島

海岸から突き出た青々とした島。しかも島の植生はなぜか熱帯系。

海幸彦と山幸彦の物語の舞台になったところらしい。なんだか不思議な力が働いている感じがする。島をぐるり一回り、道は日陰のない砂浜。砂に足を取られるし、かなり暑い。脱水症状になりそうだ。

そして、この時期は中年観光客とカップルしかいないのか?オトコ一人はダメなのか?異常に高いカップル率を計算しながら食堂に入った。宮崎となれば冷や汁定食、ひとつッ。