街道をゆく 40 台湾紀行

夕方の基隆港を中正公園から見下ろす。基隆の中正公園は日本統治時代に台湾八景のひとつに数えられたところで、司馬遼太郎の「街道をゆく 40 台湾紀行」にも話が出ています。

「街道をゆく 40 台湾紀行」を読了する。現地で読むと臨場感があって染み入ってくるために、旅のお供にオススメ。「魂魄」と名付けられた章は・・個人に絡まってくる歴史の重さに泣いた。久々に司馬遼太郎を読むと、全体のおもしろさはもちろんのこと、参考にした膨大な資料の量に圧倒され、文章表現の豊かさにメモを取ってしまう。漢字の意味を調べるために辞書を引いたのなんて久しぶりで、とことんプロの仕事だ。Webで時間を潰すのではなくて良い本を読まねばないけないなぁ。決して難しくない単語の組み合わせなのに著者の感情が私の中にスッと入ってきた表現をメモする。

このさびしさの始末に、しばらく困った。
移ってきたときの悲しみが、まだ乾かずにいる。

天使と悪魔

夜中に撮影してて閉店した市場に迷い込む。ムッと来る古い油と香辛料の臭い。

土日ともシゴトー。なんで私だけ働いてるのー、とトサカに来てたんですが、文句を言ってないでより効率的な良い方法を探すべきとクールダウンする。そして見つけた。月曜から動けるように下ごしらえしよう。

今月の帰国に合わせて、構図の本とカメラを買うか悩み中。構図の本は購入が確定で、カメラは買わずに貯金しろっ、と左肩の上に乗っている小さな白い天使が言うのですが、久々に帰国するんだから、買ってもいいじゃん!と右肩の黒い人が財布の紐をゆるめるワケ。ワケ、なんてかわいく言ってる場合じゃねぇ。

構図の本(「巨匠に学ぶ構図の基本―名画はなぜ名画なのか?」)は天母のジュンク堂にあるんでは?と探してみると見つかった。ジュンク堂は海外とは思えない守備範囲の広さがステキだ。早速購入する。

基隆港の夕景

今週も、家と会社の往復だけですよ、と気づいて15:56台北発の鈍行に乗って基隆へ行ってきました。午前中雨が降り、夕方の基隆もパラパラと雨が落ちて天気が悪く、雨男をやっちまったかと焦ったけどすぐに止んだ。よしよし。写真向きの日で、ダイナミックに雲がうねる夕焼けは三脚を持って行ったかいがあるというもの。観光地を2~3カ所回るつもりが、夕日の変化に見とれていると他の場所へ行く余裕ができなかった。晴れの日の写真も欲しいし残りの観光地は次回持ち越しだ。

回って回って同じ位置

できるだけ人のいないタイミングで撮影してみる。台湾は派手で良い。

ジュンク堂で本をレジに持って行くと、バーコードが付いてなくてレジを通らなかった。何人かの店員さんが集まってきて、本をひっくり返して相談タイムが始まる。購入した本は「日本発狂(手塚治虫)」でした。中国語で「狂」って単語は・・同じ漢字&同じ意味でありますね。あああ。

朝方、FM10を持って台北駅まで歩く。フルサイズなのに小さいねぇと思いながら、ネコ、花、路地、うなだれてるリーマンなどなど36枚を撮りきった。来週、現像に出してみよう。

気づいたらLeica M6かZeiss Ikonを探している。定期的に欲しいカメラがDSLR→レンジファインダーとループするので、消耗品のデジカメを買い換えるぐらいならフィルムのレンジファインダーを1台買ってもいいかなー、と。ただ、FM10からZeiss Ikonに乗り換えても20万円かけて100g軽くなるだけ。カーボンパーツの前に身体を絞れ、みたいなツッコミが聞こえる。

FM10をFM3Aに換える手もあるか。イイカモ。

軸ブレ補正中

コシナが発表したマイクロフォーサーズ用のNokton 25mm F0.95が欲しい。夜中にHDR用の撮影をしているとマニュアルフォーカスがなんかいいんですよね。構図とピントを合わせることでファインダー(ライブビュー)の中に集中して周りが静まり、いぶかしげに眺める周りの人が消える感覚というか。

このレンズはマニュアルフォーカスなので、一定ライン以上のカメラor写真好きの人を狙っていると思われ。で、今のオリンパスのマイクロフォーサーズ機にはハイエンド機がないので、このレンズを使うのはバランスが悪いのではないか。フォトキナでフォーサーズを見捨てるな、とグチグチ言っていた人々(私を含めて)を黙らすものが発表されるのでは。私は今後のオリンパスにまったく期待していなかったけど、こんなマニアックなレンズが登場してくるからには何かあるんではないか?と思い始めてきた。コシナがこのレンズを出すと決めたのは「こういうカメラ好きユーザ向けのを作ってますから、コシナさんもひとつ協力をお願いします。損はさせません。」みたいなやりとりがあっても良い気がする。

ここんとこ写真集を見たり、頭をしぼって、私が撮りたいものは「街並」や「生活している人」と出てきた。おぼろげにテーマが見えてきたような感覚。まぁ、ありとあらゆるモノを上手く撮りたいのですけど。

最近、少しばかり軸のブレが減った気がする。

台北は歩道橋が少ない?

HDRで浮き出てきたコンクリートの質感にうっとりする。

台北101をHDRで撮影するためにGoogle Mapsでロケハン中。信義路二~四段で歩道橋を探すも、台北101の一番メジャーな夜景撮影スポット「信義路と基隆路」しか歩道橋が架かってない。あそこは変に遠いのだよね。

ドラッグストア

この一週間で合計4時間ぐらい三脚とカメラを持って夜の散歩をした。Tシャツは汗だくになり、装備品の重さで腕は筋肉痛になった。しかし、体重は減らない。痩せない。帰宅してからバドワイザーを空けたり、ジューススタンドでジュース買って飲みながら歩いてるのが原因っぽいなー。

夜市のジュース屋台

夜な夜な撮影に出かけてHDRIが上手に撮影出来る条件がわかった。真っ暗なのはダメで露出を変えると細部が確認できる明るさが必要だ。車やバイクのライトは明るすぎて苦手で、にじんでしまう。会社帰りに歩いてても、この風景はHDRI向けだな、と感じるようになってきている。

Manfrotto 190CXPRO4を買ったのは大正解で、三脚に付けているカメラのスイッチを触って設定を変更しても剛性が十分なためブレがない。パーフェクトですよ。三脚とカメラを持って夕方~夜の台北101へ上がるべきだな。

PowerShot S90にもブラケット撮影機能があるのを確認する。Manfrotto 797 Modopocket と組み合わせると、いつでもHDRI用の撮影ができることになった。

手持ちの機材が十分過ぎるのでNikon D700不要論が強くなってます。オリンパスがフォトキナでびっくりする発表を行った記憶がないので、今年も肩すかしをやるはずなのですが、それを分かった上で今後もフォーサーズを使い続ける。レンズは一切買わないけどな!オリンパスよ、反省するがよい!ふはははは(何様のセリフだ)。オリンパスはコンパクトカメラの在庫を抱えて厳しそうで、これを見るとマイクロフォーサーズをやったおかげで既存商品の練り込みがダメで、カメラ全体が上手くいってない印象を受けます。仕事をするうえでリソースの配分は大切ですね。

中正紀年堂でHDRIする

メジャーな観光地だと三脚を構えていても怪しまれない、と中正紀年堂へテスト撮影に行ってきました。

画像処理はソフトがほぼ自動的にやってくれるので、ブラケット撮影をしただけ。夜景撮影だけでも面白いのですが、HDRにすると一層面白くなります。構図が凡庸な写真でも美しくなるので、少しずるいかもしれない。今後、龍山寺、士林夜市、信儀地区とかも行ってみよう。

これらの写真を撮るために三脚とカメラを持って3時間ぐらい歩いた。HDRIはダイエットにも良いかも。

Bye Bye Olympus

Olympus E-3 + ZD14-54mmで撮影。

いかん、いかん。慣れない仕事でATフィールドが全開になっている。悪い癖だ。今後はこういうのをへろへろとコントロールして、周りを動かさないとダメなんだけどね。

NikonとCanonのフルサイズ機を調べていて、改めてZuiko Digital レンズの良さ、コストパフォーマンスの良さ、他社のレンズのイマイチさを知って、Blogにまとめるつもりが、オリンパスの“2010年3月期 アニュアルレポート”で「もうフォーサーズはやりません」に等しい宣言が出てしまった。おいおい。

As for interchangeable lens-type digital camera systems, we will intensify our investment in technology and product development on the new-generation Micro Four Thirds System.

今後のデジタルカメラシステムについてはMicro Four Thirdsしか書かれていない。次に帰国した時にZD12-60mmを買おうと考えていたのだけど、このレポートを読んだ後で、オリンパスに投資する気はなくなるなぁ。

E-300を購入したのが2004年4月17日で、今までに、ボディはE-300とE-3、レンズは14-42mm(初期型)、40-150mm(初期型)、35mm Macro、11-22mm、70-300mm、14-54mm、外部フラッシュがFL-36、FL-50、予備バッテリー1本で、合計して65万円ぐらい投資している。1日あたりの価格にすると・・そういう小さい人間がする計算は止めなさいw。6年間で軽四1台分の投資額にもならなかったのは14-54mmが優秀だったからでしょう。

それじゃあ、Bye Bye Olympus.オリンパスの中にもマイクロフォーサーズではなくて、フォーサーズを続けたかった人もいると信じています。